おひとり様終活ブログ 第6回
テーマ:介護と医療、元気なうちに考えておくこと
みなさん、こんにちは。
「おひとり様終活ブログ」第6回のテーマは 介護や医療についての備え です。
おひとり様の終活においては、相続やお墓のことと並んで、介護や医療の意思決定をどうするか がとても重要なポイントになります。特に、家族に頼れない場合には、誰にどのように自分の思いを伝え、サポートしてもらうかを元気なうちに整理しておくことが安心につながります。
1. 介護が必要になったときの準備
介護はある日突然始まることもあります。
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介護サービスを受けるためには、まず 要介護認定の申請 が必要です。
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一人暮らしの場合、申請手続きをサポートしてくれる人をあらかじめ決めておくと安心です。
任意後見契約を結んでおけば、将来判断能力が低下した際に、信頼できる後見人が手続きを行ってくれます。
2. 医療に関する意思表示
延命治療や入院の希望など、医療に関する意思は「何となく考えている」だけでは周囲に伝わりません。
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尊厳死宣言書(リビングウィル)
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任意後見契約 に医療に関する事務委任を含める
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エンディングノート に希望を書いておく
これらの方法で、自分の意思を具体的に残しておくことが大切です。
3. 誰にサポートをお願いするか
おひとり様の場合、サポートをお願いする相手は、
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信頼できる友人
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専門家(行政書士など)
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地域包括支援センター
といった選択肢があります。身近に頼れる人がいない場合は、専門家と契約しておく のが安心です。
まとめ
介護や医療は、いずれ直面する可能性が高いテーマです。元気なうちに備えをしておくことで、将来の不安を減らすことができます。
次回(第7回)は、「お金の管理と死後の事務」 について取り上げます。
👉 この記事は「かねこ行政書士事務所」(宮崎市)から発信しています。
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