今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
もう10年以上も前になる話です。
友人は小さい頃から施設で育ったと常々言っていました。
自分には身内なんていないのだと笑っていたのですが、社会人になってからのある日、突然弁護士が訪れたのです。
何でもどこかの会社の社長が突然亡くなり、その遺産を友人に継いでほしいのだとか。
その社長というのが友人の父親だったそうなんです。
その父親の親族はお金の事になると人が変わる程がめつい人達ばかりだったらしく母親が身篭った際に何度も酷い嫌がらせを受けたそうなんです。
それが怖くて家を飛び出したそうなんですが、その際に病弱だった事もあり友人を産んですぐに亡くなったそうなんです。
だからこそ友人に全額相続という形になるんですが、それが親戚の人達にバレたので身の回りを気をつけるように注意されました。
それから、車に轢かれそうになったり嫌がらせの手紙を貰うようになっていたんです。
相続を破棄しろという手紙ばかりで、怖くて眠れなくなった友人を落ち着くまで家に泊まらせていました。
手紙は全て残し、いつでも反撃に出られるようにしました。
そしてそれを警察に届け、何とか逮捕までこぎつけたのです。
友人は遺産は子供達の為に施設を建てていくのに使うと言っていました。
少しでも自分と同じような子供を減らしていくのが今の夢なんだそうです。
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