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声 書き終えなかった遺言書

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

 

数年前、祖父が亡くなった。
齢90にして全くの健康体と思われていた祖父だったが、脳卒中で倒れてからは意識が戻ることなく、あっという間に帰らぬ人となってしまったのである。
周囲に亡くなることを意識させる間の無い亡くなり方というのは、あの世の本人としては楽かもしれないが、身内や周囲の人間にとっては心にぽっかりと穴の開いたような状態になってしまう。
そしてそんなぽっかりとあいた心の前に突然出てきたのが「遺言書」であった。
といっても、正式なものではなかったようだ。
書きかけの遺言書だったようである。勿論、署名や捺印もなかったらしい。
おそらく祖父の性格からして、ある日突然「遺言書を残そう」と思い立ってみたものの正しいやり方が分からず中途半端に書き始め、途中で挫折したまましまいこんでいた、ということが考えられる。
祖父の子供たちは相談のうえ、その遺言書は無かったものとして、粛々と法定相続分通り揉めることなく相続したそうだ。
あの世で祖父は、役立つことが無かった中途半端な仕事を後悔しているだろうか。

ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。確かにやりかけだと心残りになると思います。ですからゆいごん書はお元気なうちから、準備しておく、考えておくことが大切です。ゆいごん書は、何度でも書き直すことが出来ます。一回書いたら終わりなんてものではありません。書き直しながら、現在の自分を見つめ直す、考えることが大切です。ゆいごん書は、実はこれからを生きる意味でも必要なものなのです。

 

宮崎県行政書士会宮崎支部

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金子 聡

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