今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
数年前、祖父が亡くなったとき、親戚がほとんど全員集まりました。その中で一人だけ呼ばれなかった人がいたのですが、どこから聞きつけたのか、突然やって来て、親戚が集まっている中で、おもむろに遺産相続の話を切り出しました。要するに自分は祖父の遺産を受け取る権利があると言い張って一歩も引かないのです。
その人は親戚一同から総スカンをくらっている人で、これまでにもさんざんトラブルを起こし、親族の行事には一切顔を出さなくなっていたのです。それが、祖父の死去に伴い、突然やって来てはこんなことを言い出したものですから、その場にいた親戚連中から、「とっとと帰れ!」と罵声を浴びせかけられました。
しかし彼はそんなことにはめげず、床の間にあったつぼを勝手に持ち帰ろうとしたのです。
すると、それまで黙って我慢していた祖母がいきなりタンカをきったのです。「そんなにそのつぼが欲しいならとっとと持って帰れ!その代わり、二度と我々の前に現れるな!」と一喝してその場から追い出したのです。
今思い出しても、テレビドラマ顔負けのすごいシーンでした。
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