声　家庭内の事情で難しい相続

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

母は昔のことで兄弟姉妹が多いので、親戚も非常に沢山います。
もう全員が亡くなっていますから、１０件以上の相続問題があったことになります。
あまり詳しいことは聞いていませんが、大体は法律通りに済んだようです。

ただ、家庭状況が複雑な２件は、割と近くに住んでいて見聞きしたものですから、大変だったな、と今でも思います。

１件は母と仲良く同じ区内に住み、最後まで行き来のあった伯母宅です。
母が遺言書を預かっていて、大騒ぎになりました。
この家族のことはおおっぴらに聞いていなかったのですが、後日従姉に詳しい話を聞いて、「難しい関係」だったと知りました。
長男は子供ができない伯母夫婦の養子で、しかも伯父の縁戚関係。
従姉は伯母の実子ですが、いわゆる私生児で、養い親に預けてあった子だとか。
子供が生まれないので、伯母夫婦が引き取ったらしいのです。
かなりややこしいのですが、二人とも養子縁組になっているらしい。
伯父が先に逝き、伯母が逝ったときの相続で、母の持っていた遺言が妹に手厚いと大騒ぎに。
以来、両家は親交がありません。

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