今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
これは私の祖父が亡くなった時の話です。私は、父・母・兄と祖父・祖母と同居していました。私の母は祖父が亡くなる前、とても一生懸命介護をしていました。もちろん嫁という立場もありますが、私から見ても人としても出来た人だなあと思うくらい、文句や愚痴も言わず、献身的に介護していました。祖父の家系は田舎の地主と言った感じで、土地持ちだったようです。父は某有名メーカーに勤めていましたが、それ以外にもその土地を貸している収入も結構あったようです。もちろんそれに対しての税金もかなりの額だったようですが、祖父が亡くなって相続される資産も結構あったようです。父は3人兄弟で長男でした。弟・妹に相続について話をしたとき、2人ともに「私たちはいいよ。ずっとお世話してきたの兄さん(父)と姉さん(母)なんだから、必要なことに使ってね。」と口をそろえて言ってきたそうです。もちろん父は、まだ学生の子供をもつ弟・妹にお金を分けたようです。父は家や貸しているいる土地があったので、遠く離れている弟たちには相続されるお金を二等分するような形で渡したそうです。この話はあとから母に聞いたのですが、いいよという父の弟たちもお金を二等分して渡した父もすごいなと思いました。
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