今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の友人の知人の話ですが、相続に関して非常に残念な思いをした奥さんがいます。
ご主人が病気になり、やむを得ず仕事を辞め毎日面倒を見ていました。
まだ小学校にも行かない小さな子供さんの世話をしながら、ご主人の介護をしていた訳です。
残念ながらそのご主人がなくなり、本来であれば奥さんには生命保険の相続と遺族年金の権利が発生するようになるはずでした。
しかし残念なこと、に御主人のご両親はいつの間にか保険金の相続人を自分達に変更してしまったのだそうです。
さらに悪いことに、奥さんは離縁されてお子さんとも離れることになりました。
ご両親はお子さん(お孫さん)を跡継ぎとして残したい、という強いお気持ちがあったようです。
ご両親なりの考えもいろいろとあったことと思います。
ですが、奥さんの立場としては、相続できるはずであったものを何も相続出来ないまま離縁という悲しい結果になってしまいました。
相続には続き柄や立場に応じた優先順位があると思いますが、家族間でもいろいろと厳しい問題があるのだと目の当たりにしました。
相続・遺言体験談