今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
ある地方の家の話です。父が亡くなりました。父の相続人は配偶者、娘、息子の三人です。葬儀が終わってから、娘が相続の話をしだしました。「私は法定相続分がもらいたい」配偶者、息子は寝耳に水でした。まさかそんなことを言われると思ってなかったのです。はっきり言って、娘はそれまでも書類にはしておりませんが、いくらかの金銭的援助を受けておりました。父は母と住んでおり、その家も持っている数万円(田舎のため)の土地、それも相続の金額に入れて四分の一もらいたい。中に人に入ってもらいたい、という主張でした。父が住んでいた地方は、すべてを息子が相続するような風土です。それゆえ遺言書は作成しておりませんでした。まさか、そんな主張をされるとは思ってもいなかった母と息子はどうしていいか分からず、弁護士さんに相談しました(何度か電話で話しましたが、らちがあきいませんでした、)。息子の言っていることは信用できない、もっとあるはすだ等いろいろなことをいわれました。娘の言い分を聞いて四分の一を娘に渡しましたが、娘とはそれ以来疎遠になってしまいました。
相続・遺言体験談