今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
母が体験した、土地の相続に関するトラブルです。
亡くなった母方の祖父の土地を整理しようとする話し合いから、争いは始まりました。生存している祖父の兄弟のうち、二名が強く権利を主張したのです。
自分がより多くの取り分を得たいという思惑は、はたから見ていても明らかでした。しかしそれを誤魔化すためなのか、その人たちは他の親族に対して攻撃的に罵ってくるようになりました。
かつては法事の折には集まって談笑して、お小遣いなどもくれたおばさんたちが、まるで人が変わったように親戚同士で糾弾し合う姿には恐怖を覚えました。
電話をすれば言い合いばかりで、挙句の果てには嫌がらせのようなFAXまで送ってきて、母が疲弊していくのがわかりました。
「(母の名前)は欲深くなった」などと書き殴られたFAXの用紙を見るのは気分が悪かったです。
最終的には、土地に関してはその二名と母で三分割のような形で相続することで落ち着きました。
今思えば、母の父の兄弟であれば、祖父名義の土地の相続権などなかったはずでした。
当時はそんなことにも思い当たらないくらいに追い詰められていたようです。
専門家を挟めばもっとスムーズに解決していたかもしれません。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。こういったお声を拝読させて頂く度に、ゆいごん書の必要性を強く感じます。有効なゆいごん書があれば、遺産分割協議は必要ありません。このお声のような事態を防ぐことが出来るのです。相続はこのお声にもあるように、想像以上に大変なものです。大切な人間関係を損なわないためにも、あなたのゆいごん書が遺される大切な人を救うのです。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡