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声 意外と大事な日用品

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

 

遠くに住んでいた祖母が亡くなった際、葬儀の後での出来事でした。祖母は青森で一人暮らしをしており、また、晩年には認知症も進んでいたらしく、部屋は荒れ放題。斎場で葬儀を済ませ、荒れている祖母の家をすすだらけになりながらどうにか片付け、親戚一同ほっとくつろいでいると、別室からおばたちの声がしました。しかも、何やら言い争っているような声。当時小学生だった私が、不思議に思って覗いてみると、そこでは、衣装箪笥をひっくり返しながら何やら、お互いに文句を言いあっているおばたちがいたのです。どうも、言い分は、叔母の形見の服を、誰がどう分けるかという話のようでした。おばたちは、何かと理由をつけて、祖母の服を自分が持っていくと主張していたのです。子供の目には、おばたちがぼろきれを引っ張り合っているようにしか見えませんでしたが、いざ自分が大人になってみると、実用性はなくても、大事な思い出の品の一つ二つは、持っていきたいものなのかな、と、おばたちの気持ちもわかる気はします。遺産相続というと、どうしても、土地や債券などの、大きな資産を考えがちですが、日用品も、遺言である程度決めておくべきなのかもしれませんね。

ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。投稿者の方がおっしゃるように、相続というと兎角財産分配に目がいきがちですが、思い出の品などをどうするかというのも大切です。そのモノの行き先を決めておくことは、遺される人にとってもとてもありがたく嬉しいことです。それもメッセージ付きだったらどんなに嬉しいことでしょう。その方法がゆいごん書です。現在多くの方がゆいごん書を書かれています。あなたがゆいごん書を書かれてなくて、ご家族ががっかりされているのを天国から見るのは悲しく恥ずかしくありませんか?

 

宮崎県行政書士会宮崎支部

かねこ行政書士事務所

金子 聡

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