今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の父方の祖母が亡くなった時のことです。父は5人兄弟の長男で、祖母は生前ずっと私達家族と暮らしてきました。母は祖母や父の兄弟からもいじめられて長年ずっと苦しんできたので、やっとその苦しみから解放されると思い私は祖母が亡くなったけど悲しくありませんでした。
ところが、祖父は若くして亡くなっていて、祖母は遺言書を残してはいませんでした。祖母には土地やマンションなどをいくつか所有していてそれなりに遺産がありました。
父は本来であればずっと面倒を見てきた自分の家が多くもらうべきだと思っていましたが、兄弟で均等に分けようと提案しました。
そうしたところ、兄弟が次々と自分が一番多くもらうべきだといった主張をして大喧嘩になりました。まだ、初七日を過ぎたばかりなのに近所中に響きわたるような大声での喧嘩でした。
兄弟達は私の父が、祖母からお小遣いを沢山もらっていたはずだと言っていたそうです。
しかし実際には祖母と母との仲が悪かったので、父に対してもお金をくれることは一切なかったそうです。
これ以上、兄弟喧嘩に巻き込まれたくないと、父は全ての遺産を兄弟に譲り1円も受け取りませんでした。その代わりに兄弟とは縁をきりました。
遺産相続のトラブルなど他人事だと思っていましたが、目の当たりにすると恐ろしかったです。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。遺産相続トラブルでよくある類のお声ですね。いい人が、頑張ってきた人が損をする。そんな声が多いのが遺産相続トラブルでの話です。やはりこのお声のケースでもゆいごん書があればと全く違った結果になっていたと考えられます。縁を切られたそうですが、それは防ぐことが出来たはずです。あなたが大切なご家族やご親族ともめたり、縁を切ったりしなくていいよう、ゆいごん書を書いてもらいましょう。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡