今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の家は単身家族ですが、母方の実家は農家を営んでおり、2年前に祖父(母の父)が亡くなった際には、田畑の相続を行いました。
亡くなるとしばらくして役所から電話がかかってきて、相続の手続きをお願いしますとのことでした。
祖父には子どもが母を入れて3人いたので、3人が法定相続人となります。
結果的には地元に残っている私の母が引き続ぐこととなっていたのですが、他の2人からも印鑑証明を取ってもらったり、書類に記名押印をしてもらったり、離れたところに住んでいるので郵送でのやり取りで時間もかかりました。
これでめでたく相続手続が完了となりましたが、あらかじめ相続人が決まっているにもかかわらず、手間がかかるなと思いました。
誤解等が生じないよう、関係する親族から書類を求めることは理解できますが、それにしてももう少し簡素化してほしいと思います。
そして、相続登記の方も同時に行ったのですが、こちらの方はもっと大変でした。
いずれにしても相続手続の簡素化を求めます。
ここがポイント!
お声をいただきありがとうございます。確かに投稿者の方がおっしゃる通り相続手続きは大変です。簡素化が出来ればいいとは思いますが、遺言書がない場合は、不動産などは遺産分割協議が必要になります。その遺産分割協議書は、法定相続人の署名と実印での押印が要件となっていますので、このお声にあるように遠方の場合だと大変です。ですからやはりゆいごん書が必要になってきます。相続人の手続きを少しでも楽にするのがゆいごん書です。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡