今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
母から受け取った遺言の話を書きたいと思います。
60代後半の母は、小太りでありましたが持病もなく健康だと思って生活をしていました。
ある日、下腹が張って痛いといい、お医者さんにかかりました。
お医者さんに、大きな病院で検査を受けた方がいいと言われ、検査を受けると余命半年と告知されました。
本当に、誰もが予想もしていなかった診断と告知に家族全員呆然としましたが、
落ち込んでいられないので、すぐ入院して治療をすることになりました。
当時仕事をしてなかった私は、兄弟二人に代わり毎日看病をすることになりました。
病気と闘っている母を少しでも支えることができ、子供に戻ったようで母の側にいれることを嬉しく思っていました。
治療が進んできたある日、母は私に「もう子供じゃないからね。」と一言、私の目をまじまじと見ながら話してくれました。
そして、この言葉が母からの遺言になってしまいました。
今でもずっと心に残っている大切な言葉です。
ここがポイント!
お声をいただきありがとうございます。やはり言葉というのは、とても大切なものだということがよく分かりますね。弊所のゆいごん書は付言事項をとても大切にしています。遺言を執行するとき、遺言書を読み上げるとき、メッセージ、言葉の持つ力を感ぜずにはいられません。あなたの言葉にはその力があるのです。あなたの言葉をあなたの思いを伝えてください。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡