今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の友人そして私自身経験したことですが、親は自分の子どもに財産を残したいと考える方が多いのではないでしょうか。
また、自分が亡くなってから兄弟同士でもめたりするのを嫌がります。
自分が生きているうちに、自分の思うように遺産を相続させたいと考えている人もいるでしょう。友人の親は医者で友人は3人兄弟です。
医者ではありませんが、まじめに働いています。
ただ、給料が少なく親御さんが心配になったのか、生前相続をしたという話を聞きました。友人がいくらもらったのかは知りませんが、住むマンションとお金を相続したとのことです。
税金対策のため、贈与する金額も分割して与えられたということです。
私の場合もそうでした。
1年間の贈与が110万円を超えると税金がかかるということで、年をまたいで数回に分けて遺産をいただきました。
何よりも親の気持ちが嬉しく、また苦労して働いて得たお金だと思うので、無駄遣いはせず、生き金として大事に使おうと思います。
いつまでも親には元気でいて欲しいと思います。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。投稿者の方の親御さんはすごい方ですね。基本的に相続より贈与を選択する方が、税金が高くなるケースが多いです。このお声のように毎年少しづつ贈与されていればいいのですが、やはり時間がかかってしまうという問題点があります。長期的な視野で、時間をかけて少しずつ贈与を選択されたご両親の思いはやはり嬉しいですね。また生前贈与では、相続時精算課税制度なども利用されている方もいらっしゃいます。ただしこの制度を一度利用すると、暦年課税の110万というのが使えなくなります。詳しくは、税務署やお近くの税理士さんにご相談されてください。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡