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声 遺言書は良く考えて記載すべき

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

 

この間亡くなったうちの大叔母が、遺言マニアといっても過言ではない人でした。
生前はとにかく頻繁に遺言を書いていたのです。地震が起これば寄付に、叔父と喧嘩をすれば今まで持っていた遺言書を破き書き換え、仲直りすればまた新しく書き直し。大叔母のなかの遺産の分け前の優先順位がリアルタイムでころころ変わっていくので、何枚何枚も遺言書がありました。
そう大きな家でもないのですが、遺産は全部大叔母の名義であったため、誰が相続するのかは純粋に親族皆興味がありました。自分の子供を早くに亡くしているので、大叔母も誰に相続させるか常に迷っていたのだと思います。
そうしてようやくその遺言書が効力を発揮する日が来てしまったのですが、そこからがまたひと悶着ありました。
代理人に預けてあった正式な遺言書より、日付の新しいものが見つかったりして、しかも相続人の名前が全く違うので当事者は大揉めです。
いつかのために遺言を残しておくのはよいことですが、後に混乱することがないよう、しっかり熟慮して遺言書を書くことが大事なのだと痛感した一幕でした。

ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。このお声にあるように、ゆいごん書は何度も書き直すことができます。それがゆいごん書のいいところです。環境や状況はかわりますし、気持ちだってかわります。ですからこの大叔母さんのように、何度も書き直すこと自体は悪くないと思います。しかし、ゆいごん書は遺される方へのプレゼントですから、混乱させてしまってはよくないですよね。ですから、有効なものがどれであるか(遺言者の最終意思はなんであるか)を分かるようにしておかなければなりません。新しいゆいごん書を書いたら、古いモノを廃棄するなどは最低限やられていた方がいいと思います。

 

宮崎県行政書士会宮崎支部

かねこ行政書士事務所

金子 聡

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