今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私は現在、実家に帰って生活しています。
そこに至るまでは、色んな面で人生の方向修正を行いました。
もともと、一人で暮らして自由な人生を謳歌しており、家督を継ぐなんてことは思いもしませんでした。
それは私自身だけではなくて、周囲の面々も私が帰ってきたことに大きな驚きを感じているようです。
私にそのような責任感は全く期待していなかったのだと思います。
しかし、どんなに自分勝手に生きて、自由を謳歌していようとも、心の底では、実家で育った幼い日々の記憶が染みついているものです。
仕事に失敗したわけでもありませんし、依然として順風満帆な人生でしたが、それを切り上げて、帰らなければという思いが芽生えました。両親が年老いて、この家が今後どうなっていくのかと考えた瞬間、心は決まりました。
両親は私の思いに応えるためか、現在は遺言の準備に取り組んでいるようです。私自身は縁起が悪いので止めてほしいのですが、既に公証人役場に行く準備もできて、公正証書遺言ですべてを私に残すよう段取りをしてくれているようです。
相続はいきなり発生しても、相続人が困ります。このように事前にお互いに相談しながら、生前からきっちりと準備を進めておくのが正しいのかも知れません。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。事前に考えておく、このこと自体が一番大切なことかもしれませんね。投稿者の方も、相続を考えることでご両親の大切さであったりを再確認できたのではと思います。相続やゆいごん書について考えることは、決して縁起の悪いことではありません。それはとても大切で、家族の絆を深めることです。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡