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声 祖父の遺産相続をめぐる争い

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

 

先日、父方の祖父が亡くなりました。享年九十歳で、死因は老衰でした。父は男兄弟三人の次男で、実家とは離れた場所に居を構えていました。祖父とは長男夫婦が同居していました。三兄弟は特に仲が悪いわけではなく、正月などに顔を合わせる時は楽しそうにお酒を酌み交わしていました。祖父は遺言書を残していなかったので、葬儀後しばらくして遺産相続の話し合いの場がもたれることになりました。祖母はまだ健在でしたので、長男は祖父の残した現金およそ二千万円を祖母に渡そう、と提案しました。しかし、三男が強硬に反対し、現金は全て自分がもらうべきだと主張してきました。三男が言うには、長男は家と土地を相続しており、次男も家と土地を祖父からもらっており、自分だけが何ももらっていない、とのことです。ちなみに三男は開業医です。開業にあたって祖父が駐車場代を工面したことを棚に上げて、現金を要求してくるのです。実際、このようなことをいうような人ではなく、大変温厚でユーモアにあふれる人格の三男がどうしてしまったのかと、皆がいぶかしく思っていたのですが、三男の嫁が現金を必ずもらうように指示していたことがのちにわかりました。これが実現できなかったら、家に帰ってきてはいけないとまで言われていたのです。叔父のあんな姿は見たくなかったです。結局、長男も涙ながらにもうこんなことは終わりにしたい、勝手にしろ、と言い放って会はお開きとなりました。父も「情けない」と漏らして帰宅しました。わたしも兄と二人の男兄弟なので、父はわたしたち兄弟に「お前たちはあんなことにならないでくれよ」と悲しげに言いました。人間不信になりかねない出来事でした。

ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。いや~なんとも嫌な思いをされたみたいですね。しかしこのお声は非常に、遺産相続トラブルの本質の部分をとらえていると思います。遺産相続トラブルが多発するの原因の1つに挙げられているのが、核家族化の問題です。それぞれにご家庭があり、それぞれの事情がある。そして核家族だからこそ言いやすいということもあります。兄弟姉妹だけなら話がついていた話も、結婚するとそれぞれに配偶者がついてきます。相続人でないその配偶者の意見が、介入してくるのです。法定相続分は兄弟姉妹は平等です。「もらえる分だけもらっておけば」というのは、当然の主張なのかもしれません。だからこそ、ゆいごん書が必要なのです。無駄な争いを防ぐ意味でも、意思をきちんんと残しておくというのはとても大切なことなのです。ぜひ、ゆいごん書を書きましょう。

 

宮崎県行政書士会宮崎支部

かねこ行政書士事務所

金子 聡

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