今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

　遺言は家族が残された家族に対して残す言葉で、愛情を表現したり生前には伝えられなかった思いをしっかりと伝えていくためのもので中には相続に関する記載が書きこまれる事も多くあるものです。私が頂いた祖父母からの遺言には私に対する言葉や思い、相続の分配に関する記載や他にも何か良く分からない法定記載のようなものが書かれていました。こうした故人の言葉を葬儀の後にもらえるという事は、私にとってその家族を思い出し悼む気持ちを強くするものでした。

　こういった遺言がいつ書かれたのかは全く分かりませんが、日頃から良く考えてくれていたのだと嬉しくもなりました。なかなか言葉では言えない事も書いてあり、少し恥ずかしい思いもありましたが、学びになるような記載も多くありました。個人で仕事をしている私への応援は励ましもあり、益々仕事を頑張らなければいけないという思いになりました。祖父母の遺言は家族への思いを大切に伝えるもので、これまで抱いていた悲しい存在であるというイメージを改善してくれるものでした。

ここがポイント！

お声を頂きありがとうございます。「個人で仕事をしている私への応援は励ましもあり、益々仕事を頑張らなければいけないという思いになりました。」この投稿者の方の言葉通り、ゆいごん書はその後のご家族の人生にも大きく影響するとても大切なものです。遺産相続トラブルで疎遠になってしまったり、はたまたこの投稿者の方のように、励まされて前向きに進んでいけたり。相続の形で大きく違うということです。そしてそこにはゆいごん書が必要だということです。最後に投稿者の方が書かれていた「祖父母の遺言は家族への思いを大切に伝えるもので、これまで抱いていた悲しい存在であるというイメージを改善してくれるものでした。」というのが、本当の意味でのゆいごん書の大切さを伝えていると思います。無言から有為言（ゆいごん）へ。あなたの言葉はご家族にとってきっと有為言です。

宮崎県行政書士会宮崎支部

かねこ行政書士事務所

金子　聡