今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
こんにちは
私ではないのですが、私の彼女の家が相続の件で揉めておりました。今は何とか落ち着いた様なのですが、お金、資産が絡んでくるといろいろとたいへんですね。さて本題に入りたいと思います。彼女の祖母はたくさんの現金、土地を持っていたようで生前は、彼女の父が在宅にて主介護者として頑張っておられたとのこと。しかし、祖母が亡くなるとすぐに彼女の父の兄弟の長男、長女がここぞとばかりに出てきました。兄弟仲良くしたものですね。今まで面倒を一切みていなかったのにお金は、いくら残っているやら、土地はどれくらいあるやら勝手なことばかり言いだしたのです。ここからは、彼女の父を父と明記していきます。父「あそこの土地があるよ」というと長男「あんな土地ならお前にあげる」と言葉を吐き捨てました。この言葉がきっかけで長男とは、今も上手くいっていません。長女は、長女の旦那が怒り「面倒を最後までした人が財産をもっていくのがあたり前だ」と言い長女は身を引きました。長男は、どうしてもお金(現金)が今すぐほしかったのか弟である父に血相を変えて「金をくれ今すぐ現金だ」と怒鳴りました。しかし、父は一円たりとも渡しませんでした。それはなぜかというと、実はちゃんと遺言状が書いてあったのです。私を最後まで面倒をみてくれた人に全財産を相続すると。なくなく長男は、諦めたとのことです。後で、知った話なのですが長男はギャンブルで借金まみれになっていたようです。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。まるでドラマや小説のような話ですね。事実は小説よりも奇なりといいますが、このお声からも遺言の効力が伺えますね。しかしこのお声では問題にならなかったようでホッとしていますが、長男さんには遺留分がありますので、遺言を書かれる際には注意したい点ですね。このお声のように2次相続では非常にもめやすいと思います。ですからもめない為には、親の意思を残しておくというのは、のこされたお子さんにとってもとても大切なものだと思いますよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡