今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の親戚は今相続で揉めてしまっているようです。私の親戚は一同揃ってごく平凡で平均的なk邸であり、そこまで大きな遺産を残す人はいないように思ったのですが、相続で揉めるという事はかなりの額の遺産だったんだろうなと最初は思いました。いつの間にそんなに資産を蓄えていたのだろうと感心までしたのですが、実はそういうわけではなかったようです。
というのも、その親戚が揉めている相続の内容は、200万円程でした。相続問題と言えば土地などの大きい資産や現金でも数千万円というイメージを持っていたので、まさかここまで小額で揉めてしまうなんてとても驚きでした。やはり小額でもお金が絡むと人は変わってしまうんですね、現実を目の当たりにしてしまったようでとてもショックを受けました。
こんな事なら、半端な資産は揉めないように寄付などで処分してしまった方がいいのかもしれません。この相続問題はなかなか考えさせられる体験だと思っています。
ここがポイント!
お声をいただきありがとうございます。このお声のケースのように少額でもめる、トラブルになるといったケースは多く見られます。実際裁判所が調査した司法統計では、相続財産が少ない家庭ほどもめています。相続財産が1000万円以下でもめるのは全体の約32%、5000万円以下では全体の約42%とふたつを合わせると、5000万円以下で全体の74%を占めています。このデータからも分かるように、相続トラブルは財産が多いからもめているのではないのです。その対策をしているかどうかなのです。その対策としてまず考えられるのが遺言です。残された家族への愛を形に、あなたも大切なご家族のためにゆいごん書を書いてみませんか?
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡