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声 母の遺言

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

 

私は4人家族で育ちました。

父、母、兄、私です。


父より9つも若かった母が、がんで60歳の若さで亡くなりました。
私も兄も結婚して家を出ており、まだまだ孫たちの世話をお願いしていた頃でした。

「あと半年」の宣告を受け、きっちり半年しか生きられませんでしたが、私たちはあまりに突然の宣告を受け入れられず、
母にも告げることが出ませんでした。

父が自宅介護していたのですが、ちょうどいよいよ半年という頃、もうどうにもできず、入院になりました。
病院の先生との会話の中で自分の命について悟った母は、
私に遺言めいた言葉をいうようになりました。
「タンスの引き出しに緑色の財布があるの。それ、あなたが今のうちに持って行きなさい」
「どうして?」
「兄ちゃんに見つからないうちに」
「わかった」

モルヒネの効いた状態で、おぼろげにいろんなことを思い出しては、私とふたりの時にいうのです。

「大したものはないけど、宝石箱、持って帰っておきなさい」
「○○の柄の着物は一番高価なの。覚えておいて持って帰りなさいね」

母は兄嫁のことをとても仲良くしていました。
兄嫁も、母の看病に通ってくれ、とてもよくしてくれましたが、
やっぱり実の娘が可愛かったということなんでしょうか。

しかし、すべて口約束です。
母はもう遺言書も書けません。こっそり持っていけ、ということなのです。

結局私は、
「わかった、わかった」と言うだけで、持って帰りませんでした。
いくら母がそうしろと言うことでも、母の死を認めているようで出来なかったのです。

母の、自分の死後をあれこれ思う姿を見て哀れに感じたのでしょうか。
今80になった父は、まだまだ元気ですが、あれこれとしたためているようです。

ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。お父さまがまだまだお元気そうで何よりですね。この方のようにお母さまにいろいろ言われても、実際には行動できにくかったりすると思います。だからこそ、その方の意思を遺言書という形で遺すというのが大切なんだと思いますよ。また母はもう遺言書は書けませんというのは、もう意識もうつろな状態だったということでしょうか?遺言書は書けるのは、15歳以上の意思能力があるものとされていますので、例えば認知症になってしまったりすると遺言書は書けません。だからこそ、元気なうちにしっかり考えて書く必要がありますよ。

 

宮崎県行政書士会宮崎支部所属

かねこ行政書士事務所

金子 聡

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