今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
なぜか身の回りで相続トラブルが相次いでいます。すべて遺言書を残していなかったことに起因しています。
一件目は形見分けの話です。本家の当主が亡くなった際、形見分けの場に呼んでもいない分家の人が現れて、葬儀中にも関わらず家捜しを行って高級な腕時計とカメラを持ち去りました。返却にも応じてもらえず、身内のため大事にもできず、勘当扱いにしたのみで泣き寝入りしたそうです。金額はさておき、故人の思い出の品が失われたことが悲しかったそうです。
もう一件は火葬場での話です。まさに故人が火葬中というとき、故人の息子二人が遺産分与について大喧嘩を始めました。あまりにも醜い罵り合いが始まったため火葬場の方が怒ってしまい、火葬具合を確認する小窓のある裏手に二人を連れて行き、「故人を見るか?!こんなときに喧嘩をするな!」と一喝されたそうです。さすがに息子二人は大人しくなったそうです。
いずれも遺言書をきちんと書いておけば防げた話です。生前からの準備は、自分のためにも遺された家族のためにも大事なことですね。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。この方は、本当によく分かっていらっしゃいますね。某保険会社のデータによると、2次相続での相続トラブルになる確立はなんと85%という数字になったそうです。核家族化し、権利が主張しやすくなったいま、相続トラブルは年々増加しています。その対策として有効なのが遺言書なんですね。分けられないものや分けにくいものはどうしますか?家や土地などはどうしますか?ご家族が悲しいトラブルに巻き込まれないためにも、遺言書は必要ですよ。かねこ行政書士事務所は無言から有為言へ。Tell Your Heart運動を推進しています。
宮崎県行政書士会宮崎支部所属
かねこ行政書士事務所
金子 聡