今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の父親は男ばかりの4人兄弟になります。
私の父親が長男ですでに80歳を過ぎています。一番下のおじさんもすでに70歳と過ぎています。幸いにことには4人とも大きな病気を持っていることもなく比較的元気に過ごしています。
しかし、現在私の父親が遺言書を書くかどうかを悩んでいるようなのです。直接の原因は父親のすぐ下の弟の私にとってのおじさんが最近遺言書を書いたと聞かされたようなのです。もちろん私たちなどには言いませんが、その遺言書の内容なども少し聞いたようです。
もともと、父親は無骨な性格なので遺言書をかくなどはあまり考えていなかったような節があります。私のそのことに関して相談されたのですが、書いても書かないでもいいから自分のやりたいようにやればいいという旨のことを話しました。
父親の場合はもう私の母であった連れ合いがなくなってしまっているので、私たち兄弟が喧嘩などを起こさないように考えているのかもしれません。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。この投稿者の方は、お父さまを無骨だとおっしゃっていますが、なかなか相続についてよく理解されていると思いますよ。お母さまがすでにお亡くなりなっているとのことですので、もしお父さまがお亡くなりになると俗にいう2次相続ということになります。お子さまだけでの相続では85%の確率でなんらかの相続トラブルになるとの試算もでています。その対策としてはやはりゆいごん書が一番いいのだと思います。投稿者の方はおやさしいので気を使われて、「書いても書かなくてもいい」とお答えされたのだと思いますが、僕なら「お父さんの好きなように書いて」というのかなと思います。そしてそのゆいごん書に父の言葉や思いなどあればとても素敵でうれしいことだと思います。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡