今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の祖父の話です。
祖父と父は、長年二人で出稼ぎに行っていて、祖父は祖母よりも父と一緒にいた時間のほうが長かったのではと思うほどいつも一緒でした。
父も祖父を慕い、尊敬していました。
そんな折、祖父が体調を崩し、入院することになりました。
健康な人だったので、誰もが驚いてすぐに治るだろうと予想していましたが、なかなか体調は改善せず祖父は日に日に弱るばかり。
一度退院しましたが、脳卒中を起こしてしまい、そのまま亡くなりました。
父は大変肩を落としていましたが、ふと、親父の遺言があると言い出したのです。
実は祖父が体調を壊すほんの2日前、祖父が遺言状を作成したいと言って公的に効力のある遺言状を作成していたのです。
父の兄弟は4人。そして祖母へと、祖父の考えが伝えられ、この遺言状のおかげで一切もめごとを起こさず遺産の相続についての話がまとまりました。
自分が何かあった時に迷惑をかけぬよう考えていた祖父。
遺言状にはその心遣いが感じられました。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。いや~うれしいお声ですね。このお声の祖父の方のような人が増えればいいなと思っています。人はゆくゆくは思い出の中に生きていくのです。だからこの祖父の方の生き方には尊敬しますね。だれも残された家族がもめて欲しいなんて思わないと思います。だからこそゆいごん書という心遣いを思いつかれたことを非常に嬉しく思います。相続トラブルの対策としても、あなたの生き方のためにもゆいごん書は必要だと思いますよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡