今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
最近頭を悩ませていることが相続に関してです。普段お金に困ってはいない私でも実の母と父のことなのでみて見ぬ振りはできないです。それは、最近母も父も弱ってきていて病院に入院したり退院したりを繰り返している状況なので浮き上がってきた問題です。
私には兄が2りいます。1りは既に定年退職をしており家庭もかなり裕福でお金に全く困っていないです。もう1りはずっと海外に住んでおり普段生活していくのもぎりぎりの状態です。しかし、反対を押し切って家で同然で出て行ったので何年も連絡をとっていない状態です。
私の両親は1代でかなりの富を築き、たくさんの資産を増やしました。土地もマンションもたくさんあります。普通ここで起こるのが、相続を希望する身内でのトラブルですが逆に誰も相続したくないから問題になっています。
現状で皆満足なので税金もかかるし相続したくないのです。ただ、海外にいる兄は状況を知りません。もしもその兄が相続を希望すると海外在住で再婚相手が外国人なのでまたややこしくなってしまいます。
どうしようか毎日悩んでいます。
ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。どんな状況でも人は悩むんだな~と感じますね~。相続財産があってもなくても悩みのタネは尽きないものですね。ただこのお声の場合は、相続されたくないなら、相続放棄という手続きをとられるといいのかなと思います。現状で満足なので相続したくないというケースはあまりお聞きしたことはないのですが、例えば亡くなられた方に借金があったりした場合など、そのままにしておくとその借金も相続人の方に相続されます。また相続放棄は、原則亡くなったのを知ってから3か月というタイムリミットがありますので、お気をつけくださいね。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡
