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声 遺言書に込めた祖父の願いと検認

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

 

両親のうち片方が亡くなった時には、もう一人の親の世話をする人が相続することが多く、あまり子どもの間でもめ事はありませんが、親が2人とも亡くなった途端に、相続人である子どもたちは揉め始めるケースが多いです。人間には欲があるので仕方がないことなのかも知れません。
生前に被相続人の資産形成に協力した、しないなど自分たちでは解決できない時には、家庭裁判所で遺産分割調停をしますが、古い除籍謄本を取り寄せたり、全員が出席しないと調停がまとまらないなどいろいろ手間がかかります。
また、遺言が出てきた時には開封せずに家庭裁判所で検認を受けなくては成らないそうです。検認については全く知識がまかったので、ネットで検索したり、無料法律相談へ行ったりして調べました。検認は遺言書の存在を確認することだそうです。かつて、私もこの遺言書検認をしたことがあります。
検認には相続人が全員出席して、裁判官がいる部屋で行われました。封筒の中には1枚の紙が入っており、中には「遺産はみんなで仲良く法律通りに分けなさい」と書いてありました。親戚の中にはもっと別の内容を期待していた人もいましたが、「みんなで仲良く」というところが祖父の一番の願いだったのかも知れないと思いました。

ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。いや~なんともいいお話しですね。ゆいごん書には、メッセージというとても大切な部分があります。単なる財産の分配にとらわれないとても素敵なことが含まれているのです。おじいさまの「みんなで仲良く」という遺言はきっと心に響いたんだと思います。だからこそこうやってわざわざ投稿して頂いたんですし^^またこのお声にあるように、片親がまだご健在の場合である1次相続では問題にならなったことが、ご両親がお亡くなりになった2次相続ではとたんに問題になるケースが多々見られます。お子さまだけでの相続では、このお声にもあるように決められないというケースが多いのです。だからこそ声を残しておく、思いを伝えておくというのは、僕ら世代からしても是非やっておいて欲しいと思います。そしてそれはとても素敵なことだとも思います^^

 

宮崎県行政書士会宮崎支部

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金子 聡

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