今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
わたしはこの春に祖父を亡くしました。
85歳という年齢での臨終であったのでけして早すぎる死ではなかったのですが
悲しみは相当なものでした。
祖父は祖母と二人で田舎の一軒家に住んでおり、息子と娘二人がいるのですが
同居はしていませんでした。
祖母は耳が不自由で体の自由もあまり効かないため、毎週長女がお世話をしに
一時間ほどかけて通ってきていました。
長男とは過去に同居していたのですが色々とトラブルがあり、今では
疎遠になっています。
もちろん喪主は長男が努めたのですがその後一緒に住んで祖母の面倒を
見るはずがお互い過去のわだかまりが解けず、結局は3ヶ月ほどで別居してしまいました。
その後祖父の遺産をめぐって話し合いの場が設けられたのですが
長男が相続するものだという叔父の意見と、これからも祖母の面倒を見るのに
お金や手間がかかるという周りの意見が合わず、未だ決着がついていません。
祖父が遺言をしっかりしていればそれを元に意見をすり合わせることも出来たのでしょうが
何もないので、それもこじれた原因になっています。
ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。いや~この題名にある通りですね。遺産相続においては、ゆいごん書は本当に大切になってきます。それは決して財産のあるなしではないのです。お金や財産はあっても困るものではないし、少しでも欲しいというのが人間なのではないでしょうか?事実遺産相続トラブルの実に4分の3つまり75%が相続財産5000万円以下でのトラブルになっています。不動産があればもめると言われるのはこのためです。また不動産は分けにくいというのも、トラブルになりやすい原因のひとつです。この投稿者の方が最後におっしゃっていますが、遺言を残していれば、祖父の方の声が残っていれば、状況は大きく変わっているはずです。だからこそゆいごん書を書いてください。愛するご家族のためには必ずゆいごん書は必要です。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡
