今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
もう10年以上も前の話ですが、相続のことは今でも覚えています。10年前、祖父が亡くなりました。祖父と祖母は、働きながらこつこつと貯金をしてきたのでかなりの財産を持っていました。そのことは家族もうすうす知っていたと思います。祖父と祖母には3人の娘がおり、その1人が私の母です。祖父が亡くなった時、祖母から3人娘と孫(私もその一人)に遺産の配分がありました。母も私はとにかく祖父が亡くなったことが悲しくて、お金のことは結局いくらもらったかも覚えてないくらいでした。ただ大事に貯金をしておこうと思った程度です。結局そのおかねはその後マイホーム購入の頭金になりました。ですがその裏で3人娘の1人は金額が少ないとかなり不満だったようで母親である私の祖母に食って掛かったようです。伴侶を失い傷ついた祖母にあまりにもひどい発言でした。それで気が滅入ってしまった祖母は早々と生前分与し、すっきりとした気持ちで毎日を過ごしています。遺産の金額というのはもめてしまうとうちの家族のようにちょっとしたことであってもしこりが残るのだなと実感しました。生前分与という方法の御蔭で祖母がスッキリできて、本当に良かった。
ここがポイント!