今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の義理の父が遺産相続で大変な思いをしていました。
義理の父は兄と姉の3人兄弟でした。
祖父には70坪の自宅。2階建てのコーポ。40坪の家。
3つの資産と数千万の現金がありました。
もともと、祖父の願いは自宅は長男、コーポは長女、家は次男(義理の父)。
と決めていたそうです。ところが、長男が突然すべての半分を自分名義にしろと言い始めたのです。
祖父が亡くなって裁判が始まり。
約3年間も話がまとまらないまま平行線でしたが、突然長男が引き下がったのです。なぜかと思い調べてみると、長男が訴えられていることを知りました。
実は長男は、金融関係の仕事を長年しており、当時の部下からパワーハラスメントで訴えられいたとの事でした。
当時、長男は若くして出世コース(祖父の力もあったみたいです)をたどり傲慢な経営をしていたそうです。
社内には敵も多くいたらしいです。
結果的に祖父の願いどおりの相続が出来たのですが。
親戚で集まることもなくなり。みんなが悲しい思いでいっぱいです。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。相続トラブルは本当に悲しいですね~。しかし、3人兄弟がいるのに半分よこせだなんて、まあ親の面倒はみてきたなどの諸状況もあるでしょうからなんとも言えませんが、やはりこのケースでも遺言書があればと思いますね。祖父の方の思い通りの相続はできたのですが、、、の箇所は遺言書があれば実現できます。そしてなぜそう分けたのか、相続させたのかを遺しておけば結果は違ったものになったのではと思います。最後の文章にとても心が痛みますね。ご家族に悲しい思いをさせたくないのであれば、ゆいごん書は必要です。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡