今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の母は5人姉妹で、2人と3人で父親が違いました。
私の母の父親が戦争でなくなり、その後に再婚して妹たち3人が産まれました。
幼少期はそこそこ仲良くやっていたのですが、再婚した父親も亡くなり、母親(私からみたら祖母)だけになってからというもの、
少しずつ、関係がおかしなものとなりはじめました。
そんな折、祖母が脳梗塞で倒れてしまい、4年の入院後、亡くなりました。
いざ、相続となったとき、祖母はまったく遺言を書いていなかったので、
人に貸している土地をどうしたらいいのかも解らず、姉妹分配も平等はおかしいと不満が出るし、
何をするにも、姉妹が北海道と九州で離れているので印鑑一つでも大変な思いをしました。
結局、私の母と本当の姉妹1人が財産放棄するよう残り3姉妹に促され、最初は頑張っていた母ですが、
とうとう、面倒になり、財産放棄の印鑑を押してしまいました。
祖母を恨むわけではないですが、遺言状をしっかり書いていてさえくれれば私の母にも少しでも財産が入っただろうにと悔やまれます。
たくさん欲しいわけではないですが、最期に面倒見ていたのは私の母1人なのですから。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。いや~遺言の大切さがよくわかるお話ですね。遺言書がなければ遺産分割協議をしなければなりません。その遺産分割協議は全員一致という非常に困難な決まりがあります。だから実際には、遺産分割協議で苦労されている方が多くいます。このお声にもあるように、相続人が遠方であったらなおさらです。ご家族のことを思うならゆいごん書は必要です。あなたのことを一番思ってくれた人が苦労しないためにもゆいごん書をぜひ書いてくださいね。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡