リバースモーゲージ
リバースモーゲージとは、マイホームが唯一の財産のケースが多い日本の高齢化社会にマッチしているとして、最近注目されている制度です。高齢者が自宅を担保にし、老後の生活資金を借り入れ、自分たちが亡くなった場合は、その自宅を処分して精算する方法です。最後まで住み慣れた自宅で生活出来、居住用財産は居住の場として使いながら、同時にその資産価値を現金に転換して、生活資金に充てることが出来るのが大きなメリットです。ここ日本ではまだ定着していませんが、個人の資産価値の社会化を促進する手法として今後定着すると予想されています。
また長期生活支援資金貸付制度などの公的なリバースモーゲージもあります。対象は、自宅不動産を持っているが収入が少なく、生活が困難な65歳以上の高齢者世帯です。限度額も決まっています。土地の評価額の7割程度、1ヶ月あたり30万円以内です。貸付期間は、貸付限度額に達するか、借受人の死亡時までとなっています。