遺言はいつ書く?何から始める?
はじめての遺言チェックリスト
(宮崎の相続・遺言・行政書士が解説)
「遺言って必要なのは分かるけど、まだ早い気もする…」
「書くにしても、何から手をつけたらいいか分からない」
宮崎でも、こんなお話をよく伺います。
これまでの回では、
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遺言が必要なケース
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自筆証書遺言・公正証書遺言の違い
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遺留分や再婚家庭・おひとり様のポイント
など、「内容の組み立て方」を中心にお話してきました。
今回は、もっとシンプルに、
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遺言を書く「タイミング」
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書く前に準備しておくとよいもの
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考える順番
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チェックリスト
という、「これから始める人向けの入口」だけに絞って整理します。
1.遺言を書くベストタイミングは?
よく聞かれるのが、
「何歳から遺言を書いた方がいいですか?」
という質問です。
ざっくり言うと…
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年齢よりも「ライフイベント」で考えるのがおすすめです。
遺言を検討したい「きっかけ」の例
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家や土地を購入したとき
- 生命保険に加入するとき
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退職して年金生活に入るとき
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子どもが結婚した/孫が生まれたとき
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配偶者に先立たれたとき
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会社や事業を誰かに引き継ぐことになったとき
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大きな病気を経験したとき
特に、
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持ち家がある人
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子どもが複数いる人
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おひとり様・子どものいない夫婦
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再婚家庭・前妻(夫)の子がいる人
は、早めに一度、「自分だったらどう分けてほしいか」を考えておくと安心です。
2.遺言を書く前に準備しておきたい3つのメモ
いきなり「遺言を書きましょう」と言われても、手が止まってしまいます。
まずは、紙1枚でできる3つのメモから始めましょう。
① 家族関係のメモ(簡単な家系図)
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配偶者
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子ども(実子・養子)
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前婚の子ども
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孫(代襲相続になりそうな人)
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兄弟姉妹・甥姪 など
名前・年齢・住んでいる場所くらいを書き出してみると、「誰が相続人になるか」がイメージしやすくなります。
② 財産のメモ(ざっくりでOK)
完璧じゃなくて大丈夫です。種類別にざっくりで。
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不動産
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自宅(土地・建物)
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田んぼ・畑・山林
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アパート・駐車場などの収益物件
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預貯金
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銀行・信用金庫・JA・ゆうちょ等
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だいたいの金額
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その他
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生命保険
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株式・投資信託
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会社・事業
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貸付金・借金 など
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「どこに何があるか」を見える化しておくことが大事です。
③ 自分の希望メモ(ざっくりな本音)
ここが一番大事かもしれません。
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本当は誰に何を一番残したいか
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自宅は誰に引き継いでほしいか
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亡くなったあとのお墓や葬儀のイメージ
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お世話になった人・団体・お寺などに、気持ちを届けたいかどうか
正解をきれいに書く必要はありません。
「本音メモ」として、思いつくままに書き出してみてください。
3.はじめての遺言「考える順番」
準備メモができたら、次は“考える順番”です。
ステップ1:まずは「誰を一番守りたいか」
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配偶者の生活・住まい
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子どもたちのバランス
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おひとり様なら、自分の後を引き受けてくれる人
ここを一つ決めると、他が整理しやすくなります。
ステップ2:「自宅」と「お金」をどう分けるか
実務では、
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自宅(土地・建物)
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預貯金・保険などのお金
の2本柱で考えると分かりやすいです。
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自宅は誰が引き継ぐ?
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その人以外には、どのくらいのお金を用意する?
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保険を使って調整できないか?
など、大きな枠を決めてから細かい数字を詰めるイメージです。
ステップ3:遺言の「方式」を決める
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自筆証書遺言
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公正証書遺言
それぞれのメリット・デメリットは以前お話ししましたが、自筆証書遺言、公正証書遺言のどちらにしても専門家サポートをおすすめすることが多いです。
4.はじめての遺言チェックリスト
「もう遺言を書いても良さそう」かどうかを見る、簡単なチェックリストです。
A.遺言を考えた方が良い人チェック
1つでも当てはまれば、「検討してみる価値あり」です。
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❶ 不動産(自宅・土地・山林など)を持っている
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❷ 子どもが2人以上いる
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❸ おひとり様、または子どものいない夫婦である
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❹ 再婚しており、前の配偶者との子どもがいる
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❺ 同居して介護をしてくれている子どもがいる
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❻ 事業や会社をやっており、後継者が決まっている
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❼ 兄弟や甥・姪とはあまり付き合いがない
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❽ 特定の人や団体(お寺・NPO等)に財産の一部を遺したい
B.今すぐ専門家に相談した方がいいサイン
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家族関係が少し複雑(再婚、前妻の子、養子、内縁など)
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相続でもめそうな人間関係が頭に浮かぶ
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不動産が複数あり、評価や分け方がよく分からない
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認知症のご家族がいる/ご自身の物忘れが気になってきた
こういった場合は、
「早めに相談すればするほど、取れる選択肢が多い」と思っておいてください。
5.宮崎で遺言を書くときのちょっとした“あるある”
宮崎の相続・遺言の現場で、よく感じる“あるある”を3つだけ。
あるある①:「そのうち書こう」が5年、10年たつ
「退職したら」「落ち着いたら」「元気なうちに」と言いながら、
気づけば5年、10年たっている…というケースは本当に多いです。
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体力・気力のあるうちに
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自分で判断できるうちに
動き出した方が、圧倒的に有利です。
あるある②:兄弟・甥姪には「そんなに気にしなくていいですよ」と言われる
とてもありがたい言葉ですが、実際に相続が始まってから、
「やっぱり…」「税金が…」「自分だけ損をしている気が…」となることも。
「今は気にしない」と言ってくれているうちに、
遺言+一言メッセージ(付言事項)を残しておく
これが、将来のトラブル予防になります。
あるある③:子どもに遠慮して、本音が出てこない
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「長男には負担をかけているから、少し多めに…」
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「本当はこの子に事業を継いでほしい…」
といった本音ほど、
ご本人おひとりでは言葉にしづらいものです。
だからこそ、
第9回のような「チェックリスト」や「メモ」を一緒に整理してくれる
宮崎の相続・遺言に強い行政書士
を“壁打ち相手”として使ってもらえたらと思います。
6.まとめ|完璧な遺言より「まず一枚書いてみる」
今回のポイントをぎゅっとまとめると:
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遺言を書くタイミングは「年齢」より「ライフイベント」で考える
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書き始める前に、
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家族関係のメモ
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財産のメモ
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自分の本音メモ
の3つを用意すると整理が早い
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考える順番は、
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誰をいちばん守りたいか
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自宅とお金をどう分けるか
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遺言の方式(自筆/公正証書)を決める
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チェックリストで「自分は対象かも?」と思ったら、
まずは専門家に“さわりだけ”相談してみる -
完璧な遺言をいきなり目指すより、
「いったん形にして、必要に応じて書き換えていく」くらいの気持ちで始めるのがおすすめ
「いつかやろう」のままだと、いつまでも動き出せません。
まずは紙1枚のメモから。
そこから先は、宮崎の相続・遺言に詳しい行政書士にバトンを渡しても大丈夫です。
Q&A(よくある質問)
(はじめての遺言)
Q1.遺言を書くのは何歳くらいからが目安ですか?
A.「〇歳から」と決まっているわけではありませんが、
目安としては 60代前後、または退職のタイミング を一つの区切りとして考える方が多いです。
ただし、
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再婚している
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不動産や事業を持っている
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おひとり様・子どものいない夫婦
といった事情がある場合は、50代でも十分「検討すべき段階」に入っていると言えます。
Q2.財産が少なくても、遺言は書いた方がいいですか?
A.金額の多い少ないにかかわらず、
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不動産が1つでもある
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相続人が複数いる
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家族関係が少し複雑
という場合は、遺言を書いておく価値があります。
むしろ、財産がそこまで多くないからこそ、
「余計な争いにお金をかけたくない」という意味で、遺言が効いてきます。
Q3.一度書いた遺言は、あとから書き直せますか?
A.はい、何度でも書き直せます。
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新しい遺言が前の遺言より後の日付であれば、基本的には新しい方が優先
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内容が変わったとき(相続人の変化・財産の増減・気持ちの変化)は書き直しどき
と考えてください。
「今の気持ち」でいったん形にしておき、
必要に応じて見直す、というくらいの気持ちで大丈夫です。
Q4.家族には内緒で遺言を書いてもいいですか?
A.法律的には、家族に内緒で書いても問題ありません。
ただし、
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まったく説明がないまま、亡くなった後に遺言だけが出てくる
→ 感情的な反発につながることも
という現実もあります。
ケースによって、
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生前にざっくりだけ説明する
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詳細は付言事項に気持ちを書いて残す
など、「どこまで伝えるか」を含めて設計するのがおすすめです。
Q5.専門家に相談するタイミングはいつがいいですか?
A.理想的には、
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家族関係・財産・希望をざっくり書き出した段階
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「大枠の方向性はこうかな」と思い始めた段階
で一度相談を挟むのがベストです。
最初から完璧に整理してから…と考えると、
いつまで経っても動けなくなってしまうので、「紙1枚のメモ」ができたら相談してOKくらいに考えてください。
Q6.まず何をすればいいか、1つだけ教えてと言われたら?
A.迷わずこれです。
「家族の名前と、主な財産の一覧を紙に書く」
たったこれだけでも、
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自分の中で何をどうしたいのか
-
どこが難しそうか
が見えてきます。
そこから先は、
宮崎の「相続・遺言・行政書士」に遠慮なくバトンタッチしてください。
