はじめに
全10回にわたってお届けしてきた「おひとり様終活ブログ」も、いよいよ最終回となりました。
これまで、遺言書、後見制度、死後事務委任契約、納骨墓、エンディングノートなど、
人生の最終段階に関わるさまざまなテーマをお伝えしてきました。
今回は、シリーズの総まとめとして、
これまでのポイントを振り返りながら、「行政書士とともに安心して老後を迎えるための終活」について考えてみましょう。
第1章 おひとり様終活の目的をもう一度
「終活」とは、死に備えることではなく、“生き方”を整えることです。
おひとり様にとって終活とは――
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自分の意思をきちんと残しておくこと
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周囲に迷惑をかけないよう準備すること
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最後まで自分らしく暮らすための道しるべをつくること
誰かに頼ることを前提とせず、でも「いざというときに支えてくれる仕組み」を作ることが、これからの時代の「自立した終活」です。
第2章 これまでのポイント振り返り
これまでのシリーズを簡単にまとめると、次のようになります。
回 | テーマ | 主な内容 |
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第1~3回 | 遺言書の基礎 | 遺言の種類・書き方・注意点 |
第4~5回 | 遺言執行・遺留分 | トラブルを防ぐ遺言と執行体制 |
第6回 | 任意後見・死後事務委任 | 判断能力低下や死後の支援 |
第7~8回 | エンディングノート・納骨墓 | 想いを残す・お墓をどうするか |
第9回 | 行政書士への依頼 | 実際の相談から契約までの流れ |
第10回 | 総まとめ | 行政書士とつくる「安心のこれから」 |
このように、「法律面」だけでなく「心の整理」までを一貫して支えるのが、
行政書士による終活サポートの特徴です。
第3章 行政書士とつくる「安心のこれから」
行政書士は、単なる書類作成の専門家ではありません。
おひとり様が抱える「老後」「お金」「死後」の不安を、
法的な制度と実務的なサポートの両面から支えるパートナーです。
行政書士ができる支援は、次のとおりです。
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遺言書や契約書の法的整備
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後見人や死後事務受任者としての関与
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行政手続き・相続・納骨墓などの実務代行
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必要に応じて専門職(弁護士・税理士・司法書士)との連携
つまり、「ご本人の希望を実現し、最後まで見届ける」ための伴走者なのです。
第4章 終活は「今」始めることが一番の安心
「まだ元気だから、もう少し先でいい」と思っていませんか?
実は、終活を始めるのに早すぎるということはありません。**
判断能力がしっかりしているうちにこそ、
・遺言書を書く
・信頼できる人を選ぶ
・財産や想いを整理する
ことがスムーズにできます。
将来に備えることは、“不安”を減らすのではなく、“安心”を増やすことです。
第5章 まとめ
終活は、「自分のため」であり、「残される人のため」でもあります。
行政書士は、その橋渡しをする存在です。
もしも一人で悩んでいたら、まずは一度相談してみてください。
きっと、「話してよかった」と思っていただけるはずです。
💬よくある質問(Q&A)
Q1:終活を始めるのに適した年齢は?
→ 60代~70代が多いですが、50代から始める方も増えています。元気なうちが最適です。
Q2:行政書士に相談するとき、何を準備すればいいですか?
→ 現在の財産のメモや希望していること(葬儀・お墓・相続など)を簡単にまとめておくとスムーズです。
Q3:家族がいなくても依頼できますか?
→ はい。おひとり様の終活サポートこそ、行政書士の専門分野のひとつです。死後事務委任契約などで安心を確保できます。
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そのための終活を、かねこ行政書士事務所がサポートします。