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第3回 相続トラブル事例と防止策|宮崎の行政書士が解説

はじめに

相続のご相談で一番多いのは「トラブルになりそうで不安」という声です。
実際に、相続をめぐる争い(いわゆる“争族”)は年々増加しており、家庭裁判所に持ち込まれる遺産分割の件数は全国で年間1万件以上にのぼります。

今回は、宮崎でも実際によくある相続トラブル事例と、その防止策について解説します。


よくある相続トラブル事例

事例1:遺言がなく、相続人同士で話がまとまらない

遺言が残されていない場合、遺産分割協議で全員の同意が必要です。
兄弟姉妹や代襲相続人が多いと、意見が割れて話し合いが長期化することもあります。


事例2:特定の相続人だけが財産を使い込んでいた

亡くなる前に預金を引き出していた、介護していた子が一部の財産を管理していたなどのケース。
他の相続人から「不公平だ」と争いになることがあります。


事例3:遺留分をめぐる争い

「全財産を長男に相続させる」という遺言があった場合でも、他の子どもには**遺留分(最低限の取り分)**があります。
遺留分侵害額請求が行われ、相続人同士で対立することがあります。


事例4:不動産の分け方でもめる

不動産は分けにくいため、相続人の間で「住みたい人」と「売って現金で分けたい人」が対立することがあります。
特に宮崎では農地や空き家の相続に関するトラブルも増えています。


トラブルを防ぐためのポイント

1. 遺言を作成しておく

  • 遺言で財産の分け方を明確にする

  • 不動産の処分方法や預金の分配を具体的に書いておく

  • お世話になった人や配偶者をしっかり守ることができる


2. 事前に家族で話し合う

  • 相続について普段から話題にしておく

  • 財産の全体像や希望を共有しておくことで、後々の誤解を防げます


3. 専門家に相談する

  • 行政書士に依頼すれば、相続人調査や遺産分割協議書の作成を正確にサポート

  • 弁護士が必要になる前に、予防的に対策をとることができます


行政書士ができること

かねこ行政書士事務所(宮崎)では、次のようなサポートを行っています。

  • 相続人調査・戸籍収集

  • 遺産分割協議書の作成

  • 公正証書遺言・自筆証書遺言作成のサポート

  • トラブルを防ぐための終活・事前準備の相談


まとめ

相続トラブルは「財産が多い家」だけの問題ではありません。
むしろ 遺産額が少なくても、分け方でもめるケース が非常に多いのです。

大切な家族が争わないようにするためには、遺言の作成や事前の準備が欠かせません。
宮崎で相続や遺言についてお悩みの方は、ぜひ一度 かねこ行政書士事務所 にご相談ください。

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