今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の父と母は離婚して、離婚後10年後父は突然病気で亡くなりました。当時私は実家のある東北からは離れたところに住んでいおり、父ともなかなか顔を合わせたり話をしたりすることもありませんでした。いろいろ事情があり、なんとなく父とは距離を置いている状態でしたが、亡くなった知らせを聞いた時は本当に悲しかったし信じられませんでいた。もっと会話をすればよかったと思いました。
亡くなった時、突然だった為遺言とかも特になく遺産等もありませんでしたが、保険に入っていた為保険金を受け取ることになりました。配分は、父のおじが50%、姉と私で50%でした。おじは父がずっとお世話になってきた方で私が小さい頃もよく可愛がってくれていたので、感謝の意味で父はおじに配分していたんだと思います。その時は納得していましたが、数日たって、そのおじから「父に金を貸しているからその分も返してほしい。保険金の配分から払ってくれ」みたいな連絡がきました。貸していた証拠も無いし、本当なのかな?と思い、保険の社員さんも含め話し合いをしました。その話し合いの時、証拠と言って手書きの紙きれをだしてきました。それが通るはずもなく最初の配分で収まりましたそのおじは一週間後嫁と海外旅行に行っていました。
今までお世話になった人だけどなんだか人が信じられなくなりました。お金のことで親族ともめるとは思っていなかったので。
それからはそのおじとは一切連絡を取っていません。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。相続がきっかけで人間不振になったという話はよく聞きます。このお声のケースでも、死人に口なしと言ったことわざを思い出します。わからないからこういった不当な請求がされるのです。分からないから、曖昧だからこそもめるのです。だからしっかりと決めておく、遺しておくことが大切です。そして、その決めておく、遺しておく証拠がゆいごん書です。ゆいごん書はあなたにも必要です。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡